グレースタイル 【最近、日記漫画が面白い】行徳魚屋浪漫スーパーバイトJ 1巻 沼田純
m9パール
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
週刊少年チャンピオンで色んな意味で人気を誇る沼田純先生、通称NJのバイト漫画がついに単行本化されました。



内容は漫画家であるNJが普段アルバイトをしているスーパーの鮮魚コーナーでの日常のあんなことやくんずほぐれつを漫画にしたもの。
いわゆる日記お漫画。

ここで日記漫画のことについて触れておきたいのだけど、日記漫画って漫画家本人が作中に出張るから必然的にその漫画家のことを知っている必要があるわけで。
そういう意味でチャンピオン界隈(とっていも雑誌派に限られると思う)の中でしか知られていないこの漫画はしょっぱなから間口が狭いと思う。

常識的に考えて、ぜんっぜん知らない漫画家の日記漫画なんて興味出ないだろう。
よっぽど特殊な環境を全面に売り出しているのならタイトルだけでイケるかもしれないが、いかんせん魚屋である(魚屋DISではない、念のため)。大体の日常は想像出来る人も多いだろう。
※逆に簡単に想像できるからこそ、日記漫画は取っ付き易く間口が広いという意見もあるだろうが、個人的にはそうは思わない

つまるところ、この漫画はチャンピオン雑誌派、それもNJという存在を知りつつ、愛しつつ、今までNJがどんな生活をしているのか知っている人向けの漫画といえる。
わかりやすくいえば、連載しているNJの漫画を毎週読み、かつ、連載誌の巻末コメントまで読むような人かな。
逆に、その層にはこの漫画は非常にウケる漫画だと思う。

事の発端は前作トンボー連載中にNJが「魚屋で働いている」「毎朝、あさりを260g詰めるのです」などと言い始めたことから始まる。
えっ、NJってそんなことしてんの? とファンは大いに湧いた。
いつしか、NJの魚屋漫画を描けよという声が上がり始め……そんなこんなで今作はスタートした。
好きな漫画家の日常がやたらと気になってしまうそんなファン心理を的確についた今作、その層には受けないはずが無い。

無論、そんなファン層だって漫画がつまらなければそっぽを向く。
そっぽを向かれたらアンケが下がる、アンケが下がったら単行本が出ない、チャンピオンはそういう雑誌。

しかし、単行本は出た。つまり、この漫画は支持されている、面白いということである!
ちょっと短絡的な結論だが、実際に毎週読んでいる身としては非常に楽しく読ませていただいている。

漫画家をやりながらも魚屋で働く。経済的にアレで苦しい状況なのがみてとれるのだけど、その状況を決して悲しさフルに描いているわけではなく、周りの人間の面白さとNJ本人をしっかりと描きつつ、短いページ数でしっかりとオチをつけている。
単体のギャグマンガと考えても優秀だといえる。
……といった見方が出来るのは筆者自身がNJという存在をよーーーく知っているからだ。今さらウブな読者目線には立てませんって。

この作品が全くの新規読者、本屋に行って面白い漫画あるかな~と言いながらジャケ買いしたり、ネットのレビューを見てふぅん買ってみよ、といった一般的な層に受けるかどうかは全くの未知数だなぁ。

身も蓋もない言い方をしてしまえばわかる人には面白い漫画。
ギャグは狭ければ狭いほど面白いんですよ。

ただ、一話毎のテンポの良さやコマ割の見やすさ、画力、たまに描かれるレポート回のまとめの上手さを(工場やレースのレポートを描いたりしているもうしまチックな回がある、ただし、1巻には未収録)を見るに間違いなく、作者自身の実力は間違いなく高いので、何かの拍子に作者がブレイクしてしまえば、間口が狭い日記漫画から、メジャーな日記漫画に方向転換出来るポテンシャルがあると思う。

ちなみに、作中にはひっじょーに萌えポイントの高いイナゲ主任というNJの上司がいる。
ここ最近の上司系男子キャラの中ではトップクラスのかわゆさなので、そういうのが好きな人には内容の面白い云々問わずに進めたいですね!
イナゲ主任マジイナゲ。

いじょー。
さぁ……後は例のアレを乗り越えてくれるかどうかだよ。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する\r
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。