グレースタイル チャンピオンRED4月号新連載の「人間失格 壊」が素敵にコワレている
m9パール
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コミカライズというものは作画者自身の解釈あってこそ成功するものであって、原作まんまのコミカライズというのは、はっきり言って凡作の域を出ないものになる。
何の解釈も無しにそのまんま描くのなら原作をそのまま読めばいい。大事なのは描き手がどう感じたか、だ。

その点、この「人間失格 壊」は条件を良く満たしている。

どう感じたか、でなく、作者である二ノ瀬先生が主人公の大庭葉蔵に完全に自己投影しつつ描いている。
感じるどころかなってしまっているのだ。
今作の主人公は大庭葉蔵でありながら二ノ瀬泰徳、俺が大庭葉蔵だ。

巻末のインタビューからもそれがうかがえる。

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勝手に僕の事を小説にするな!

共感なんてレベルじゃない。同化だよ。
二ノ瀬先生を焚きつける編集者もできておる楠。

壊というタイトル通り、確かに原作を壊しすぎている点もある。

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原作を神聖視している方にはひっかかる表現方法かもしれない。
しかし、壊しているのはあくまでも演出・表現方法だけであり、根っこである大庭葉蔵の道化っぷり、不適合加減の描写は正しく描かれている。
それは、読者まで壊れそうになるほど、暗く痛い。

傑作とは、人の心に影響を与える作品。
その意味では今作は間違いなく傑作の部類に入るものだと思う。

姫香の正体、葉蔵の堕落っぷり……次号が楽しみでならない。

コミックナタリー紹介記事
ウィキペディアによるあらすじ(だいたいあってる)

画像の出典:【人間失格 壊】二ノ瀬泰徳 チャンピオンRED2010年4月号 秋田書店
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