グレースタイル コミックギアは漫画雑誌としてのスタートラインに立ったのか
m9パール
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コミックギア2号が発売されました。
以前よりも入荷数がかなり絞られたようですが、感想書きには些細な事。

えー、さきに結論から言っておくと雑誌としてのクオリティーは多少なりとも上がっていました。
大ゴマ……はともかく、見開きの多用が減っただけでこうも変わるものかと。
ほんと、1号のアレは何だったんでしょうね。スタンド攻撃でも受けてるのかと思いましたもの。

さて、まずは個別感想から。かっこは作者名。

当サイトのコミックギア創刊号の感想はこちら

スーパー俺様ラブストーリー(ヒロユキ)
きっと看板作品。扱いが他作品と比べてダンチで、今回も一挙二話掲載。

見開きの乱発が減って、弱点を一つ無くしてきた感じ。
じゃあ、弱点が無くなったねめでたしめでたし、というわけにもいかず、今度は別のダメな部分に目が向くようになってきた。

4話150ページ以上も使っておいて、内容に何一つ進展がない。
強いてあげれば主人公がほんのちょっとだけヒロインと喋れるようになった、ってところかな。
そういうのは第一話で済ませておくべき段階なんだけど。

これで単行本を来月に出そうなんて、ちょっとお粗末すぎやしないか。
4コマにしたら8ページ相当の話を単行本1巻分に引き延ばした感じといったらおわかりいただけるだろうか。
味なんてあったもんじゃない。

そのうえ、第四話でモブのバニーガールを名有りキャラに格上げ。
その数、一挙8人!
……どうしてこうなった。

前回の感想で42Pぐらいに凝縮云々と講釈垂れ流したわけですが、すまん、ありゃ間違いだった。
この100ページ超、24Pにまとめなおすべきだと思います。

曲がりなりにも企画の立案者で看板作家なのだから、もう少しちゃんと構成を練って下さい。
漫画雑誌は単行本を出すページ稼ぎの場じゃないですよ。

GoodGame(友吉)
今回はこちらも2話掲載。前回のアンケートが良かったのでしょうか。

やってるゲームの内容がロクに伝わってこないのに、ダイゴがすごいすごい言われてもこちらはカヤの外。
前号は面白いかな、と思ったけど、今号の掲載分に関してはあんまりおもしろくないかなーと。
もっとゲーム内容に踏み込んだ回を入れるべき。二話掲載とライバル登場は勇み足だったかな。

カラーの写植抜けに関しては同情します。いや、同業者じゃないけど。

プリンセスサマナー(九品そういん)
評価に関しては上のGGと同じです。
人間関係はこっちの方が見ていてニヤニヤ出来る分良いかな。

GG同様、作中で扱っているゲームの魅力が無さ過ぎる。
というか、カードゲームのルールすらわかんねぇ。魔法は遊戯王で速功魔法みたいなもんなのか?
そもそもターンの移り変わりが全くわからん。フェイズ確認してくれ。何も作中キャラに言わせなくても右上にちょこっと表示させりゃいいんだから。

それと、作品世界でこのカードゲームがどれぐらい流行っているかもまるでわからない。
カード部みたいなものも無いし、やっている人間もあまり多くは無さそうなんだけど。
こちらでいうクイーンズブレイドのカードゲームぐらいの知名度なんだろうか。

プロの戦いがテレビ中継されているとか、このカードでメシ喰っている人がいるとか、そういう細かな描写が一点でもあれば、有る程度推測できるのだけどねぇ。

ゴーストラッシュ(ユーゴ)
黒幕のキャラ付けはまぁいいかなと思ったけど、主人公のアイタタ加減が前回に輪をかけて酷い。
シリアスなシーンにすべきところも主人公の痛さで乗り切ろうとしていて、すんごい中途半端な感じが。
はっきりいって、すっごく面白くありません。

ヒヨコと道化と不思議の町と(とりねこ)
この作品に関しては特に言うことがありません。このままでいいと思います。

アシュラ(櫻井マコト)
つまらないわけではないけれど、飽きがきそう。
3話でもう少しひねった展開にしないと、きつい。

デスハート(佐藤ユーキ)
新しい登場人物がことごとく予想通りの性格で笑えた。
どんだけ手垢のついた展開が好きなんですか。
……冗談抜きにこの作品が一番つまらないです。持ち込みにいったら、相手が怒っちゃうレベル。

後、主人公はソープに行け。

大魔王ザキ
ゴーストラッシュとどっこいどっこいだと思います。
主人公の魅力に関しては向こうの方がちょびっとだけ上か?

マシンガンソウル
メディカルマシンみたいなものが出てきたと思いきや、敵は初期のベルセルクみたいな甲冑着てるし、主人公は投石始めちゃうし、世界観がミラクル意味不明。
この掲載位置も納得だよ。
タイトルロゴはもっとどうにかならないのかねぇ。


総評
前号と同じく全9作品。やっぱり少ないよねぇ。

クオリティーに関しては初めに述べた通り、見開き乱発を無くしたことにより、上昇したと言っていいでしょう。
ただ、弱点が一つ無くなったことで他の弱点が露呈してしまい(特に目についたのは多すぎるページと無駄な展開)、結果的にはプラマイゼロ。
まるで成長していない、とは言いませんが、言うほど成長していないという印象。

それでも、成長しただけ好印象。最悪な状況を想定していたので、救われましたよ。

ただ、この評価はあくまでも創刊号を読んだ人間でないと、しない評価だと思うので、今回が初コミックギアという方はどう思うのか。

多すぎるページと無駄な展開に関してはこれからに期待するとして、今のところ、気になるのは新連載や読み切りの類がまるで無いということ。
途中から読み始める人に対する配慮、とでもいうべきか。

雑誌としても新しい風を入れる必要はあるわけで、このままの面子で行くと先細りすること確実。
創刊号から読んでいる人がずっとリピーターでいてくれる、と思っているのならそんな考えはいますぐ捨てた方が賢明。

カードが無いというのも通用しない。※巻末の写真コーナーを見る限り、多くのアシスタントがいるのだから、いっそ描かせてみるべきだ。
一挙二話掲載という行為が二作品も出来るのだから、スペース的には十分空いている。

無駄な展開をしている作品のページを削ればもう一、二作品はねじこめる。
そうすれば、全14作品。何とか漫画雑誌としての形にはなるだろう。

何度も言うが、リピーターだけを狙った誌面作りはやめること。
多様な作品を載せ、幅広いファンを狙っていくべきだ。

漫画雑誌としてのスタートラインはまだまだ遠い。課題は山ほどある。

マンガ誌の作り方変えてみました、が、マンガ誌の作り方変えない方が良かったです、にならないよう頑張ってもらいたい。
特に看板作家には、ね。

※連載陣の制作環境紹介コーナーが巻末にあった。が、印刷の荒さと写真の問題で何が何だかわからない状況になってしまっている。こういう試みをした事は評価したいのだけど。
コメント
この記事へのコメント
実質みんな仲間内の作品すぎる
同人作家ばっk(ry
夏コミでもサークルでコミックギアの小冊子配布してたし

個人的に一番佐藤ユーキさんが好きなんだけどなあ
やっぱり同人と商業は違うと実感
友良さんエロ作家なのに意外に高評価
2009/11/14(土) 16:24 | URL | きな粉餅 #-[ 編集]
>夏コミでもサークルでコミックギアの小冊子配布してたし
それって、やっぱりまずい行為なんですかね。
どうにも同人イベントのルールはわからないもので。

同人……というか二次創作は元ネタの説明いらないので、世界観とかそういった細々とした説明を有る程度ハブけますからね。
そのノリで商業をやっているのもかもしれません、偏見と憶測ですが。

エロ作家は一般的な作家よりも絵のレベルが高いイメージ。
これも偏見ですが。
2009/11/21(土) 01:22 | URL | Sinsen #-[ 編集]
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