グレースタイル 月刊少年チャンピオンはもっと読まれてもいい
m9パール
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秋田書店刊、月刊少年チャンピオン。
コンビニに並ぶ月刊漫画誌でありながら、ネットの世界でそのレビュー・感想を見る事はあまりない。
どんなマイナー雑誌の作品でも読み、自他共に漫画好きだと認めている人ですら、月刊少年チャンピオンの内容に触れることは少ない。
それは何故だろうか。

理由として真っ先に思い浮かぶのはやはり、ヤンキー漫画の跳梁跋扈。これに尽きるであろう。
週刊チャンピオンでヤンキー漫画(っぽいのも含め)が始まると、月刊でやればいいのに、と言われるのもこれが大きな原因だと思う。

ネットユーザー、とりわけ漫画好き、漫画オタクといわれる人種とヤンキー漫画の相性は最悪に近い。
ファンタジーもスポーツも萌えもエロもグロもいける。でも、ヤンキー漫画はノーサンキュー。良くある話である。

その理由に深く突っ込む事は本記事の主旨とはずれるので、割愛するが、各々思った事でおおむね正解であろう。
そんなヤンキー漫画が多く載っている月刊少年チャンピオン。読まれなくて当然である。

が、本当にそうなのだろうか。
月刊少年チャンピオンは本当にヤンキー漫画の無法地帯なのだろうか。

そのことを証明するため、連載陣を大まかにジャンル分けしてみたのが以下である。

ヤンキー……ワースト、ドロップ
スポーツ(武道含む)……野球しようぜ、卓球ダッシュ、銀二、BMN
ギャグ……アンダーライフ、賞味期限あり、夢現生徒会
歴史ロマン……らいでん
ホラー……サイレントブラッド
萌え……明日のよいち、あゆまゆ

いかがだろうか。
ヤンキー漫画がたったの二つしか載っていない事ジャンルが細分化されている事が分かってもらえただろうか。

確かにワースト&ドロップは月チャンの屋台骨であり、単行本の売上もこの二作品がツートップである。
売れているのがヤンキー漫画だけなら、ヤンキー漫画しか載っていないんだろうと思われるのも当然である。
が、現状はそうではないのだ。

芯の通ったストーリーとアクションで魅せる空手婆娑羅伝 銀二!に、見栄えのするスポーツ漫画卓球DASH、展開の速い少年漫画らいでん、少しの毒と少しの笑いがある賞味期限あり!、正統派ラブコメなあゆまゆ、そしてアニメ化の決まった明日のよいち、と実に色々な作品が載っている。

また、今号の2009年カレンダーブックのような誠意ある付録も嬉しい。
この付録カレンダー、月ごとに連載陣が季節にあったイラストを描いてくれている。
六月は空手婆娑羅伝 銀二!の主人公、銀二のカエルスーツ姿、八月はみなもと先生による美麗な水着画、十月はサイレントブラッドコンビによるユーモアなハロウィン姿……といったものである。

こういった何気ない誠意がとても嬉しい。
売上だけ気にするなら、高橋ヒロシのお膝元であるなら、全部のイラストを高橋ヒロシや鈴木ダイに描かせればいい。
ヤンキー一色のカレンダーにして、ヤンキー漫画ファンだけに向けたカレンダーを作ればいい。
なのに、それをせずに全ての作家に平等にチャンスを与え、全ての漫画ファンが喜べる仕様にしてくれてある。

ヤンキー漫画しか載っていない月チャンはもう無い。月チャンは変わりつつあるのだ。

根付いてしまった印象を払拭するのは容易ではないだろう。編集部の益々の努力に期待したい。
そして、明日のよいちアニメがそれを手助けする一因になってくれれば幸いである。

最後に改めて。
月刊少年チャンピオンはヤンキー漫画だけじゃないぞ。
コメント
この記事へのコメント
相性の悪い理由が知りたいので、コメント欄で教えて下さい。
2008/12/25(木) 00:45 | URL | 名無し #-[ 編集]
ヤンキーにいじめられたか、いじめられないかとビクビクしながら青春を送ってきた連中だから
2008/12/28(日) 00:12 | URL | VIPPERな名無しさん #-[ 編集]
>名無しさん
お待たせしました。

そうですね、簡単に言えばヤンキー漫画は展開がベタなものが多く、漫画的に面白見が無いものが多いのです。
基本的に喧嘩→新たなやつと喧嘩→なんか友情話→喧嘩……と無限ループですから。

もちろん、上記のパターンに当てはまりながらもしっかりとしたキャラ作りをもって王道と評される作品もあります。クローズなんかそうです。
パターンから外れながらも評される作品もありますね、ナンバとか。

何にせよヤンキー漫画で新鮮味がある漫画はそれほどは多くないです。
良くも悪くも水戸黄門的な作品ばかり。
ですが、漫画好きの方々はそれこそ、漫画を死ぬほど読み込んでおります。
そうなると、必然的に新鮮味や作者の独自性を求めます。
しかし、ヤンキー漫画は作品の構成上、そういったものが出にくい。
そういった面から相性が良くない、という表現を使わせてもらいました。


それと、世界観が身近すぎる、ということもあります。
ヤンキーマンガの世界は現実、それも誰でも想像できるありふれたものです。
そういった世界で行われる暴力。作中で一般人を襲うヤンキーもいます。
そのような点が受けが悪いことにもつながっていると思うのです。

ただ、世界観が身近というのは利点でもあります。
想像がしやすく、敷居が低いからです。
こういった点がヤンキー漫画が好まれる長所であり、また上記のような短所だと思うのです。
うまくまとまっていない返答で申し訳ありませんが、このような感じだと私は考えています。

後、私はヤンキー漫画嫌いではなく、好きの部類に入る人間です。だから、どうというわけではありませんが。


>VIPPERな名無しさん
漫画世界での出来事と現実でのトラウマってリンクするんですかね。
そこのところはもう少し突き詰めないとわからないです。
2008/12/28(日) 16:57 | URL | Sinsen #-[ 編集]
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